
日本フェムテック協会のフェムテック検定3級を取得した、メーメーです。
最近はユニクロやGUからも発売され、身近になっている吸水サニタリーショーツ。吸水サニタリーショーツはクロッチ部分の吸水部で経血を吸水してくれるのでナプキンやタンポンを使用しない製品として、環境にやさしい製品として注目が集まっています。また、ナプキンなどによるデリケートゾーンの肌荒れやかぶれなども低減し、お肌にやさしい製品です。

吸水サニタリーショーツのお手入れってどうすればよいのですか?経血を直接吸水しているので洗う時はめんどくさそうな気がします。

そうですね。吸水サニタリーショーツは使用後のお手入れがひと手間必要となります。今日は洗い方・お手入れ方法をご紹介しますね。
吸水サニタリーショーツの洗い方は3ステップ
浸け置き洗い・もみ洗い
まずは、吸水した経血を吸水部から取り除く作業です。
主に「浸け置き洗い」「もみ洗い」を行います。メーカーや吸水量によって浸け置きの時間はバラバラですが、おおよそ15~30分程度のつけおきを推奨しています。
また、浸け置きだけでは汚れを落とし切れない場合は数回もみ洗いをして、水がきれいになるまで行います。吸水サニタリーショーツはオーガニックコットンを使用している製品もありますので、ゴシゴシと激しく洗うと布を傷めてしまう場合もありますので、優しく洗ってくださいね。
メーカーによっては「セスキ炭酸ソーダ」を水がぬるま湯に溶かして浸け置き洗いをオススメしているメーカーもあります。(※ Nagiの吸水サニタリーショーツは生地の緩み・機能の低下の点から、セスキ炭酸ソーダ・アルカリ性洗剤・水をアルカリ化させる用品の使用をオススメしていません)
メーカーによっては独自の洗剤を販売している場合もありますので、ご紹介します。

初めて吸水サニタリーショーツを洗う時には、血のニオイに抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。(私も最初は驚きました)しかし、何回かすれば慣れてきますし、自分の経血の量なども目に見えて分かるので、身体の状態を知ることが出来ます。
洗濯機で洗います
浸け置き洗い・もみ洗いできれいに洗った後は、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います。ここでの注意点としては
- ネットに入れて洗う
- 色の濃い製品は単品洗いをオススメします
- 柔軟剤・漂白剤の使用は、製品の機能保持を犯す可能性があるので使用を控える
が挙げられます。吸水サニタリーショーツはをはじめアンダーウェアは優しく洗ってくださいね~!
形を整えて自然乾燥
最後の工程は乾燥です。乾燥での注意点は吸水サニタリーショーツは吸水部分が4~5層の生地が重なった構造となっていますのでいかに注意して乾燥させてください。
- 形を整えてしっかり乾燥
- 乾燥機は使用せず、自然乾燥
- 吸水部分は生地が重なっているので、十分な乾燥を
吸水サニタリーショーツを使用する際は、漏れを防ぐためにフィット感というのも重要となりますので、乾燥の工程では形を整えることが重要となります。
また、乾燥機の使用はサイズ感などが変わる可能性があるので使用は控えてください。
その他に気を付けることは?
水・ぬるま湯で洗うこと
浸け置きやもみ洗いで汚れたショーツを洗う際は、「水」「30℃以下のぬるま湯」で洗うようにしてください。

なぜ、「水」「30℃以下のぬるま湯」で洗わないといけないんですか?冬は寒いので、お湯で洗いたいです~。

冬の水洗いは冷たくてきついですよね。しかし、経血に含まれているたんぱく質はお湯で洗うと固まってしまい、汚れが落ちにくくなるのです。
予洗いを行う
新しい生地は、水や液体を弾きやすくなっており、本来の吸水能力を発揮せず、漏れの原因になる可能性がありますので、初めて使用する場合は一度予洗いすることをオススメします。
予洗いをする場合でも、柔軟剤・漂白剤の使用は避け、乾燥機での乾燥も控えてくださいね♪
まとめ
今回は、吸水サニタリーショーツの洗い方・お手入れ方法をご紹介しました。
- 最初に浸け置き洗い・もみ洗いで汚れを落とす
- 洗濯機を使用する際は、柔軟剤・漂白剤の使用は控える
- 乾燥機の使用は控えて、形を整えて自然乾燥
- 水・30℃以下のぬるま湯で洗う
- 予洗いが必要な製品もある
今回ご紹介した洗い方・お手入れの方法は一般的な方法なので、メーカーによっては若干異なる場合があります。各メーカーの取り扱い方法を確実に読んでからお手入れされてください。
吸水サニタリーショーツを使用することは、ナプキンやタンポンを使用している時には分からない自身の身体の変化などを見ることが出来ますので、自身の身体を大切にするということにも直結します。また、ナプキンやタンポンの使用を抑えることが出来るので、環境にも優しいですよね♪
今回は、自分にも環境にも優しく寄り添える吸水サニタリーショーツの洗い方・お手入れ方法をご紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!